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循環器内科

循環器内科は心臓・血管系を扱う専門診療科です。

心臓の疾患は時に命に関わるため、迅速な検査と適切な診断が必要になります。また動悸や息切れを加齢現象と思ってた方や、無症状でも健康診断で検査の異常を指摘された方の中には、治療が必要となる慢性期の心疾患が隠れている可能性があります。少しでも気になる事があればお気軽にご相談ください。

  • 当院では血液検査、胸部レントゲン、心電図、心エコー、長時間型心電図検査など各種検査を行い、治療もできる限りの対応を致します。
  • 心臓カテーテル検査や治療、入院加療など当院では対応が困難な場合は、連携している基幹病院に紹介致します。

心不全

心臓のポンプ機能がうまく働かず、息切れやむくみ、動悸や疲労感などさまざまな症状が引き起こされる様々な心疾患の病態の総称です。一旦発症すると増悪、寛解を繰り返して進行し、5年生存率は50%とその予後は決して良いものではありません。悪化の予防が非常に大事であり、薬物治療のみならず運動や食事を含めた生活指導など包括的な加療が必要です。

不整脈

何の誘因もないのに、脈がゆっくり打ったり、速く打ったり、不規則に打ったりするなど脈の打ち方がおかしくなる病態です。主に動悸、胸部不快感、脈が飛ぶ、ふらつき、失神などの症状を引き起こしますが、全く自覚症状のない方もいます。不整脈の緊急度や治療方法は千差万別であり、放置して問題ないものから治療を要するもの、中には命に関わる不整脈も存在します。

狭心症・心筋梗塞

心臓の筋肉(心筋)に血液を送っている冠動脈が、動脈硬化によって細くなったり詰まりかけたりすることで、心筋への血のめぐりが悪くなる病気を狭心症といいます。 また、冠動脈が完全に詰まって、心筋細胞が死んでしまう病気が心筋梗塞であり、重篤な不整脈や心不全、突然死の原因になることもあります。胸痛、心窩部痛、肩の痛み、歯の痛み、吐き気、失神などの症状が起きる事が多いです。どちらも見逃してはいけない病気であり、治療後も再発予防に努めていく必要があります。

高血圧

年齢や合併症によって基準は異なりますが、一般的には家庭で計測した収縮期血圧が135mmHg以上または拡張期血圧が85mmHg以上の状態を指します。高血圧が持続することで動脈硬化が進行し、脳卒中や心筋梗塞を発症したり、心臓の機能が低下して心不全となったりするため注意が必要です。

当院が力を入れている検査・治療

ペースメーカー外来

不整脈専門医としての臨床経験を生かし、当院で不整脈デバイスであるペースメーカーやICD(植え込み型除細動器)の専門外来を行なっています。またご希望の方にはご自宅からデータを送信して異常や警告を早期に確認する「遠隔モニタリングシステム」を使用いただき、より質の高い外来を目指しています。

ペースメーカーの役割と効果
  • 危険な遅い脈の代わりに電気パルスで心臓を打たせる(ペースメーカー)
  • 危険な早すぎる脈を電気パルスや電気ショックで止める(ICD、CRTD)
  • 心臓の収縮のタイミングを同期させて収縮力を改善する(CRTP、CRTD)
ペースメーカー外来とは

植え込まれているペースメーカーから、不整脈イベント確認、電池寿命、プログラムの確認、設定チェック、リードのチェックを行います。また1ヶ月に1回、自宅の居室の送信機からペースメーカーのデータを定期的に送る事が可能であり、クリニックで遠隔管理を行います。

 

 

遠隔モニタリングによる心臓ペースメーカー管理


 

遠隔モニタリングによるICD、CRTP、CRTD管理


植え込み型心電計と失神外来

失神とは突然起こる、短い時間の意識消失を指します。自律神経障害が原因である事が多いですが、中には予後が悪い心原性失神が隠れている事がありその見極めが大切です。当院では失神の原因の特定や予防、指導、心原性失神が疑われる患者さまの早期診断のため植え込み型心電計(ICM)の活用に力を入れています。

 


 

循環器疾患の多くは専門医が見れば数分で予測可能であり、緊急性が高く侵襲的な治療が必要と考えられる場合は基幹病院に検査と治療を同時に依頼する事もあれば、まだ病態が軽くて慌てなくても良い場合は薬物治療を行いながら時間をかけて診断してより良い治療法を探っていく事もあります。不整脈などは自覚症状がある時に検査をしないと確定診断が難しい場合がありますが、当院ではその様な状況にも対応できるよう必要な専門医療機器を多く配備しております。

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